石川さんの長い闘いにご支援をくださいます皆さん、有り難うございます。布川事件は、お陰様で勝利しました。もう5年になります。しかし、まだ石川さんの狭山事件は闘いが続いています。
なぜでしょうか。一にも二にも、検察の証拠隠しに理由があります。私の闘いでも、また多くの仲間たちの闘いでも、どの事件でも検察は無実示す証拠を隠してきました。狭山事件も同じです。もし、いま、弁護団が求める証拠開示を裁判所が認めるならば、たちどころに石川さんの無実が明らかになるでしょう。そのことは、きっと皆さんのご存知だと思います。
なぜ、検察が証拠を隠して許されるのか、裁判所は証拠開示を認めないのか、私たちには理解できない裁判村の仕来りがあるようですが、一般常識が通用しない裁判村に、社会常識にかなった判断をさせるには、より多くの人の声を裁判所に届けるしかありません。
私は、検察と警察の責任を問う自分の裁判を通して、そして、えん罪仲間として、石川さんの無実が明らかになるまで、一緒に闘うつもりです。
本日は、支援する会の総会のため、地元の集会に参加できないのは残念ですが、どうか皆さん、今後とも石川さんの闘いにお力添えを下さい。宜しくお願い致します。
桜井 昌司