略称:狭山人権の会
狭山事件と人権を考える茨城の会


「会」の紹介



    

               (沼尻かつえ代表)              (石川一雄・早智子ご夫妻)



●会の役員
 代   表  沼尻 かつえ(つくば市)
 事務局長  坂本 繁雄(土浦市)
 幹   事  市町村から

●結成までの経過
 「SAYAMA 見えない手錠をはずすまで」の全国上映が開始され、2014年春、この映画を見た人から、ぜひ茨城でも上映会をやって狭山事件の真相を県民に訴えたいという声が上がりました。
 そこで県内の市民団体、「障害者」解放運動、反原発運動、教会、労働組合、部落解放同盟全国連合会などの方々によって実行委員会がつくられました。映画の音楽を担当された小室等さんも招いて、映画&コンサートにする企画となり、音楽関係の方々も参加しました。また利根町で起きた布川事件で再審無罪をかちとった桜井昌司さんも全面的に協力してくれることになりました。

 8月には狭山弁護団の河村弁護士を招いての学習会を行い、9月21日、土浦市の亀城プラザで映画&コンサートを開催しましたが、これにはのべ400名近い市民が参加してくれました。「狭山事件にとりくんでいきたい」という声も多く寄せられました。

 そこでこの実行委員会が母体となり、茨城県内でこれから日常的に狭山事件に取り組んでいくために「狭山と人権を考える茨城の会」が12月に発足しました。

 会では、県内各地での「SAYAMA 見えない手錠をはずすまで」の上映会、署名、学習会、現地調査、東京高裁や検察庁への要請行動などに取り組み、石川一雄さんの無実と狭山事件の一日も早い再審開始を訴えていきます。

 あなたもぜひ参加してみませんか。

●会からの訴え

差別・えん罪を許さず、人権を守る運動で狭山事件の再審をかちとろう!

 狭山事件の石川一雄さんは無実です。                                             狭山事件は第3回目の再審が東京高裁で審理されていますが、大きな山場を迎えています。

 昨年3月、袴田事件の袴田巌さんに再審開始決定が出され、釈放されました。袴田さんは無実にもかかわらず、死刑囚として48年の獄中生活を強いられてきました。茨城県利根町で起きた布川事件の桜井昌司さん・杉山卓男さんも再審無罪をかちとるまで29年の獄中生活を強いられました。他にも足利事件の菅谷利和さんをはじめ、えん罪によって人生をめちゃくちゃにされた人は多くいます。

 しかし安倍内閣や法務省は、このようなえん罪事件を反省して取り調べの可視化や証拠開示を進めるのではなく、逆に「秘密保護法」等と一体で捜査機関の秘密性や権限を強めようとしています。このような、警察・検察・裁判所という国家権力による人権侵害は、いつ私たちに降りかかるか分かりません。

 また安倍政権の極右的な政治の中で、民族差別排外主義が強まっており、「朝鮮人を殺せ」などというヘイトスピーチが公然と行われています。このような差別排外主義は、部落差別や「障害者」差別をはじめ、社会的少数者への差別へとつながっていくことは明らかです。

 反動的な法律が次々と作られ、差別が強まり、憲法改悪や海外での武力行使までもが公然と言われている今こそ、私たちは、差別や戦争に反対し、市民の生活と権利を守るための取り組みつくっていかなければならないと思います。     狭山事件はこれまで、差別やえん罪を許さない取り組みの中心的な役割を果たしてきました。私たちは、このような状況の元だからこそ、もう一度狭山事件に一から取り組む中で、反差別と平和を願う多くの県民の皆様とつながっていきたいと考えます。再審の山場を迎えている今、茨城から狭山事件の再審を求める声を大きくつくっていきましょう。


●会の連絡先
 沼尻 かつえ (090-4017-2930)

 坂本 繁雄    (090-3094-7326)

 事務局 〒306-0052
        茨城県古河市大山521
        TEL/FAX  0280-48-2325
        mail :sayamaibaraki@gmail.com